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失望

その言葉は
ひとりでに歩いてく
正当な怒りと名付け結んでいたものが
無関係な人間を斬りつけに行く

この言葉から逃げきれず
誰かが泣くのだ
正当な怒りは簡単に引きちぎられていた

愛していると
その言葉ごと抱きしめた人がいた
その言葉を許容した
言葉を巧みに扱うその人は
愛は命より重いとでも言いたげに

詩人は
死ねを許しそれをも愛していると言うのか
死ねを否定し怒りの表現を考えないのか
詩人がそんなことを言う
愛しているなんて照れ臭くて言えない人々も
死ねなんてと傷つけることを避けているのに
詩人は一体何を見ているのだろう

その言葉は
ひとりでに歩いてく
誰が暴走させたのだろう
無関係な人間を斬りつけて行く





[ 2016/12/11 21:37 ] | TB(-) | CM(-)